犬のしつけ方

ドーベルマンのしつけのために知っておきたい4つのこと!

ドーベルマン しつけ

ドーベルマンといえばドイツでは極一般的な家庭犬といえるでしょう。日本では独得な風貌から、ペットという印象は薄く、警察犬など特殊使役に従事する犬というイメージが一般的です。

最近は、外見のイメージと異なり、性格が穏やかで、甘えん坊、小心者という面が注目をあび、ペットとしての飼育頭数も増加傾向にあります。

しかし、飼い主にとってはかわいらしい愛犬であっても、周りの受ける印象はそうではありません。独特な風貌と先入観をもたれやすい犬種だからこそ、しつけを徹底する必要があります。

1. ドーベルマン犬の気質を十分に理解する

ドーベルマンの気質は、決して気性が荒い、喧嘩しやすい、攻撃性が高いというものではありません。その逆で、

・飼い主のとても従順
・人間と友好的な関係を望む
・甘えん坊な一面がある
・忍耐強い
・落ち着いている
・些細な音にも怯えてしまうことがある

となんとも愛らしい面があります。飼い主への従順さも、実は臆病な性格の裏返しで、飼い主を信頼し、指示に従うことで安心感を求めているともいえるでしょう。

2. ドーベルマンと暮らすという事

本場ドイツでは、飼育頭数も多く、ごく一般的な家庭犬として飼育され、街中を飼い主と共に歩く姿をよくみかけます。

しかし、このような姿を目にし、ドーベルマンをなんの飼育経験や知識もないままに購入し、飼育するのは非情に危険な行為です。

実は、ドイツは、世界一犬のしつけが厳しい国だと言われています。犬を飼うということは、決して他人に迷惑をかけることのないようにしつけることが飼い主の義務であり、そのようなしつけが出来ないのであれば、犬を飼う資格がないとされています。

つまり、街中で見かけるドーベルマン達は皆厳格なしつけを受けたうえで、外出をしているのです。

日本でもペットショップなどでドーベルマンを販売していますが、たとえ子犬とは言え、噛む力もつよく、他の子犬同様かそれ以上にやんちゃでいたずら盛りの時期もあります。

反抗期もあるうえに、問題行動もおこします。ドーベルマンを飼うには、十分に環境が整っているかをまず検討する必要があるといえるでしょう。

3. 子犬期の受け入れ先を事前に探す

一般的なペット用の犬種であれば、飼い主のこれまでの飼育経験やしつけの知識で十分に対応が出来、さほど費用を掛けずとも友好的で社交性のある犬に育てることが出来ます。

しかし、ドーベルマンという特殊な犬種の場合、子犬期の社会化にも壁があります。

その壁とは、

・様々な子犬の集まるパピーパーティへの参加が難しい事がある
(主催者の中には、特定の犬種の参加を制限する場合もあります。大型犬やドーベルマンをパピーパーティに受け入れている主催者を事前に探し、十分な社会化の場を設けておきましょう)

・ドーベルマンのしつけに長けたトレーナーがすくない
(ドーベルマンのしつけは、生後3カ月ほどの時期から2歳くらいまで長いスパンで計画します。成長と共にしつけの内容、接し方、反抗期の乗り切り方を身に付けるためです。また、ドーベルマンのしつけを十分にこなせる技能を持ったトレーナーの数は非常に少ないので、事前に費用やレッスンの方法、場所について確認をしておく必要があります)

・トリミングやペットホテルなどの受け入れ先が限られてしまう
(どんなにしつけが出来ている、大人しいと飼い主が申告をしても、飼い主不在の状況で他人が世話をするという状況は万が一を想定せざるえないものです。ドーベルマンのような犬種は時には利用を断れてしまうこともあります。日ごろから、不意の用事の際などに世話を依頼出来る相手を見つけておく必要があります)

・他犬や人と触れ合う機会が少ない
(生後一年程の間に、出来る限り多くの犬や人と触れ合いをもたせる事が、犬の社交性をはぐくみ、警戒心を払拭させるうえで、必要な事だとされています。しかし、ドーベルマンの子犬は生後半年程でもそれなりの大きさに成長するうえに、独得の風貌からつい敬遠されがちです。その為、社会化の機会を増やすためにも、子犬のうちからむやみに飛びつかない、吠えない事を徹底し、他人との接し方を教えて行く必要があります)

4. 服従訓練を徹底する

甘えん坊で臆病な気質を持ってはいるものの、やはりドーベルマンには特有の攻撃性もあります。

その為、飼い主への服従訓練を子犬のうちから頻繁に行う必要があります。服従訓練とは、子犬を押さえつけたり、叩いたりすることではありません。

子犬を仰向けにさせ、飼い主が上をまたぎ、じっと出来る様に練習をすることです。仰向けになって居る間に、飼い主に爪先や顔、尾先、口の中など全身どこを触られても、暴れたり、噛みついていけない事を教えます。この練習をかさねるだけで充分な服従訓練になります。

おわりに

独得な風貌ともつドーベルマンは、ただすれ違うだけ、ただ座っているだけでも相手に恐怖心を与えてしまうこともあります。その為、家族に迎えるには、たとえこれまでに犬の飼育経験がある場合でも、専門家の指導を仰ぎ、専門的なしつけが必要だということをしっかり考えておきましょう。

ドーベルマンとの生活には、外見からは想像できない程の楽しみがたくさんあります。ぜひ最良のパートナーとなれるよう、事前にしっかりと考えてから受入れてあげましょう。


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