犬の気持ち

「いぬのきもち」はよく観察すると判ってくる!

いぬのきもち

いぬとのコミュニケーションはとても楽しいものです。でもいぬが何を考えているのか、正確に知ることは難しいですよね。いぬは言葉を話せないわけですから・・・

でもいぬは人間の言葉をある程度は理解していると言われています。ならば私たちは、一方通行にならないよう「いぬのきもち」を言葉ではなくその行動から理解しようとしてみましょう。

1. まずはいぬをしっかり観察してみましょう

いぬのきもちを知るためには、まず些細な変化を見逃さないことです。しっかりと相手を見ることがすべての基本になります。

そしていぬのきもちは一つの事象だけでなく、複数の事象の足し算で考えるとわかりやすくなると思います。声の出し方、耳の動かし方、しっぽの動かし方などがいぬのきもちを判断する代表的な材料となるものです。それらの変化を見つけてあげられれば、いぬのきもちに一歩近づくことができるでしょう。

2. 声からわかる、いぬのきもち

いぬは言葉を話すことはできませんが、鳴き声や吠え声を出すことはできます。しかし声の細かい違いをだけを聞き取ってきもちを判断するのはなかなか難しいものです。

例えば不審者に対して警戒して吠える場合もあれば、嬉しくて吠えることもあります。人間の注意を促そうとしている点では共通してはいます。しかし長い付き合いの飼い主さんでも、吠え声だけを聞いていぬのきもちを知ることは難しいです。基本的には歯をむき出しにして唸り声を伴いながら吠え声を出しているときは、警戒し攻撃の意思を示そうとしていると判断することができます。

一方でキュンキュンと子犬のような声を出すときは何か要求があるときです。遊んで欲しいですとか、一人にしないで欲しいときにくるくると回りながらそのような声を出したりします。しかしこれがもっと強い要求なると、やっぱり吠えることがあります。

いずれにせよ声だけでいぬのきもちを判断するのではなく、声+他の部位の動きを見ることで、いぬがどんなきもちなのかを判断するようにしましょう。

3. いぬのきもちは耳の動かし方に出ます

犬種によっては耳の動きはわかりにくい場合もありますが、立ち耳の犬種だとわかりやすいですので、何かいぬのきもちを知りたいときは耳に注目してみてください。いぬは目だけでなく音から情報を得て判断するいきものです。そのため、何かきもちを表現したいときには、必ずといってよいほど耳の動きと連動した表現をします。

いぬが耳をぴんと立てているときは、そちらに意識を集中しているときです。少しでも情報を集めようとしていることを示しています。遊んでいるときは遊びの対象に集中していますし、不審者がいた場合は物音に警戒しているのです。さらに攻撃の意思を示しているときは、耳が前方に倒れてきます。

一方で、耳が後方に倒れてしまっているときは、いぬのきもちは不安になっていることを示しています。飼い主さんに叱られたとき、嫌いな動物病院の先生に診察されているときなどはこのような耳になっていることが多いです。

吠え声を出しているときでも、耳が後ろに倒れているときは、本当は怖がっているということです。後ろに重心を移しているようなら、いつでも逃げられるように準備をしています。

また、この耳の形のまま、伏せた状態で相手を見上げているときは、攻撃の意思がないことを示して相手を落ち着かせようと服従をしています。

4. いぬのきもちはしっぽの振り方にも出ます

人間にはないしっぽですが、いぬにとっては意思を表現するのに使う大切な部位です。飼い主に褒められたときや、おもちゃで遊んでいるとき、留守番していたら飼い主が帰ってきたときなどは、しっぽを全力でふりふりしていることがあります。これは嬉しいいぬのきもちを表している行動です。

ではしっぽを振っているといぬは喜んでいるときなのか?というと、必ずしもそうではありません。不審者が近づいてきたときにも、耳を立て体を硬直させ、歯をむき出したり吠えたりしながら尻尾を立てて小さく振っている場合があります。しっぽを振っているから、いぬのきもちは嬉しいんだと判断してそのまま近づくとアウトです!相手を警戒して自分を大きく見せるためにしっぽを振っていることもあるのです。

一方でしっぽの位置が低く、後ろ足の間にあるような場合は不安や恐れを感じているときです。足の間に巻き込んでしまったら強い恐怖を感じて降参の意思を示していることになります。

5. その他にも色々あります

その他の興味深いいぬのきもちの表現方法としては、いぬがふーっとため息をつくときがあります。これは人間のようにがっかりしたときや呆れたときに出るものではありません。

例えば飼い主に撫でられながらくつろいでいるときに出るためいきは、リラックスして気持ちの良いときに出るものです。飼い主のことを信頼して安心しきっているときによく出ます。これが出たら飼い主は喜んで良いと思います。

おわりに

以上のように言葉が話せなくても、いぬは色んな方法でいぬのきもちを伝えようとしているのです。その行動を細かく観察すれば、いぬがとても豊かな感情を持っていることがよく判ります。

いぬの種類が違っても同じような方法で表現しようとするのですから、なんだか不思議ですよね。いぬが出しているサインを見逃さないよう、たまにはじっくりと観察する時間を作ってみてはいかがでしょうか。


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