犬の気持ち

犬の気持ちは簡単な2択方式?

2017/03/26

犬の気持ち

犬がまるで飼い主の気持ちを理解出来ているのでは?落ち込んでいる時は同じように落ち込み、嬉しい時は同じようにはしゃぎ、怖い時は飼い主の後ろに隠れと、まるで飼い主の心をすべて読み取っているかのように感じた事はありませんか?

同じように飼い主もまた、表情を見ただけで、愛犬の気持ちを理解してあげられるでしょう。

1. 犬の気持ちはまるで簡単な2択パズル形式

犬は賢い、人間の言葉を理解できると言われています。もちろんともに生活をする中で、飼い主としてこのことは常々実感する事でしょう。
犬が賢いとされる仕組みは、実はとても単純です。

犬の思考回路では、

・飼い主に褒められる、ご褒美がもらえる
・飼い主に叱られる、大声で怒鳴られる、飼い主の機嫌が悪くなり

の2択で物事が判断されています。

例えば「オスワリ」「マテ」などの行動は、飼い主から褒められ、時にはご褒美がもらえる事もあります。

他にも、愛犬が自分のベッドで寝て入たり、日当たりのいい窓辺でくつろいでいる時、飼い主はとても優しく、ほほえましいと声を掛けるでしょう。
つまり、これらの行動は犬にとって「してもいい事」だと理解出来ます。

一方で、「吠える」「噛みつく」「唸る」「盗み食いをする」などの行動は飼い主から厳しく叱られます。犬は自然とこれらの行動はしてはいけないと理解します。

つまり犬の気持ちはとても単純な○×の組み合わせで出来ているのです。

2. 常に前向きで、期待感にあふれています

犬がなぜこんなにも可愛いのか、無条件で愛らしいと思えるのか、それは犬が常に前向きに物事を考えているからです。

犬は本能的に人間の事が大好きな動物です。その為、

・体に優しく触れられる事
・褒めてもらえる事
・ご褒美がもらえる事

を常に期待し、そうなるように自分の行動を決めています。

反面、

・怒られる事
・無視される事
・一人にされる事

がとても苦手で、極力このような状況を回避しようと考えています。

人間の場合、気分や相手との相性で時には「マイナス思考」になる事や相手を避けてしまおうかと思うことも当然あるでしょう。しかし、犬の気持ちにはそのような部分がありません。

その為、常に人間に「優しさ」や「笑顔」「楽しさ」を期待しているのです。

時に、愛犬がまるで笑っているかのような表情をしているように見える時があるでしょう。実は、犬にも人間が笑う事と同じような感情がある事も研究上わかっています。人間と犬が同じ気持ちになって笑えるという事は、大変素晴らしく、特別な意味を持っています。

3. 犬の共感力は動物界でトップクラス

犬の気持ちの仕組みは、非常に人間に近い構造をしています。群れで暮らす動物の場合、同じ種類、同じ生活をする者同士であれば、気持ちが通い合う事、お互いに助け合うこともあります。

しかし、犬と人間では共通の言語も持たず、違った食べ物を食べ、寝起きするベッドも別々です。それでも犬が人間の感情に寄り添い、理解しよう、褒められようと日々努めてくれるという事は、とても特別な事といえるでしょう。

犬の気持ちは単に「うれしい」「美味しい」「「怖い」と言った本能的なものだけでなく、限りなく人間に近くとても繊細です。

犬は、飼い主の行動や言葉、日々の精神状態を察する事で、飼い主との共感性を高めていきます。その為、愛犬に常に言葉をかけ、触れ合いを持つように飼い主側が意識をすると、犬はますますその共感性を高める事が出来るのです。

4. 犬はとても我慢強く、痛みにも耐えます

犬は人間への共感性がとても高い反面、犬の気持ちそのものをひた隠しにしてしまう性質もあります。常に飼い主に褒められたい、期待に応えたい、撫でて欲しいと思うあまりに、体の不調をこらえてしまったり、足腰が痛くても長時間の散歩に毎日出掛けたり、時には恐怖を隠して飼い主を守ろうとすることもあります。

無意識の行動とは言え、犬の気持ちを考えるといたたまれない部分でもあります。犬の気持ちを理解するためには、飼い主側も「察する力」「共感力」を磨く必要があります。

例えば、

・下痢や嘔吐など体調不良があれば、一見元気に見えていても動物病院で検査を受ける
・愛犬に無理強いをしない
・愛犬がいつもと違った態度や反応を示すには必ず理由があると理解する
・シニアになってからは、定期的に検診を受け、不調や痛みがないかを確認する

などです。

犬は飼い主へ自分の気持ちを伝える術をもっていません。飼い主の気持ちを常に受け取る側の立場です。その為、飼い主自身が犬の気持ちを理解してあげる事が大切なのです。

おわりに

犬の気持ちを理解し、犬への「察し」を心掛けてあげると、飼い主として「何が出来るのか」「何をしてあげたらいいのか」迷う事もなくなるでしょう。

犬の人間への共感性の高さは盲導犬やセラピードッグといった様々な場面でも証明されています。ぜひ、犬の気持ちを理解し、よりよいパートナーでいられる様考えてあげましょう。


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