犬の気持ち

犬の年齢から考えるべき4つの事とは!?

2017/03/25

犬の年齢

犬の平均寿命が長くなり、小型犬では15歳以上のシニア犬も珍しくないようになりました。

シニアのさらに上をいく世代を、スーパーシニアという言葉で呼ぶようにもなっている今、愛犬の長いようで短い一生をより充実し、健康に過ごせるようにするために、犬の年齢について考えてみましょう。

1. 犬の年齢計算は身体と精神の2通り

犬の平均寿命は小型犬で13歳ほど、大型犬では10歳ほどです。これはここ10年程で大幅に伸びました。日本で大型犬の飼育が最も盛んだったころには、大型犬の平均寿命は7,8歳と言われていたほどです。今では13歳、15歳という大型犬も相当数みかけるようになりました。

犬の1年は人間の7年に相当するという年齢の計算方法は多くの飼い主が知っている情報でしょう。実はこの計算は犬の「身体面」の年齢計算方法です。例えば4歳の犬であれば、人間の28歳ほどに相当します。

身体は健康で、活力があり、遊び盛りです。しかし犬の年齢で8歳にもなると、人間の56歳に相当します。人間であれば、徐々に体の不調が気になる様になり、食事も油っこいものを控えたくなる年齢です。もちろん同様の生活の変化が犬にも起きています。目には見えなくても、犬にも加齢による健康面の変化が起きている事を見逃さずにいてあげましょう。

また、犬にはもう一つの年齢があります。それは精神的な年齢です。犬は生後一年で、人間の18歳相当の精神的な成長を遂げると言われています。つまり、1歳を過ぎるころには、反抗期もある上に、周りの犬との力関係も気になり始めます。メス犬の場合、相手との相性や好き嫌いが明確になり始め、相性の合わない犬には激しく威嚇をする事もあるでしょう。

しかし、精神的な犬の年齢はその後大きく変化する事はなく、概ね年齢を重ねるに合わせてゆっくりと落ち着きを見せるように変化していきます。

2. 人間より加齢が早いという事は

犬の年齢計算で、人間より加齢が早い事は知っていても、その意味が実際にどのような影響をもたらすのかは、なかなか実感できないものです。

その影響とは具体的には、

・病気の進行も人間の数倍のスピードで進みます
・加齢による足腰の痛みや不調も人間よりも早いスピードで進みます
・添加物や体に有害な物質を知らずに食べ続けた場合も、人間の数倍のスピードで体の不調につながります

という事でもあります。

愛犬の病気は「早期発見、早期治療が第一」と言われるにはこのような背景があるのです。

例えば、犬の年齢で8歳の時に癌の初期症状が見つかったとします。人間に換算した場合に56歳です。しかし治療を一年先送りにする事で、犬は7歳分も歳をとってしまうのです。

もちろん、この間に、

・病気は進行します
・加齢により体力は低下し、手術に耐える事が難しくなります
・不調から他の病気も併発します

という事が起きるのです。

犬の年齢換算の仕組みを知るという事は、その意味するところも併せて知っておく必要があるという事なのです。

3. シニア期のスタートは犬種によって違います

犬の年齢区分上、シニア期は6歳からとする基準が一般的とされています。ドッグフードのパッケージや用品にもそのように記載されているので、多くの飼い主が6歳をシニア期の区切りと考えているでしょう。

6歳になり愛犬に見られる不調は、

・胃腸の不調
・筋力の低下
・体重の減少
・白髪が増える
・目の白濁

などがあります。多くの犬にこれらの症状が見られますが、生活環境や食事の内容、運動量によっても犬の年齢にはそれぞれ個体差があります。

中には、6歳といってもそれまでとまるで変化を感じない程に若さあふれる愛犬もいる事でしょう。しかし、この変化の中で一番注目しなければならないのは「胃腸の不調」つまり内臓機能の低下です。

これは、目に見えない事もあって、なかなか飼い主が、不調に気がつきにくい部分です。どんなに元気に見えていても、少なからず内臓機能の老化は起きているので、年齢や体調にあった食生活へ徐々に切り替えをしてあげましょう。

また、犬の年齢には非常に個体差があり、同じ6歳でもすでに健康上は10歳に近いほどに老化が進むこともあります。
一概に年齢で判断せずに、それぞれの愛犬にあったケアの方法を考えてあげましょう。

4. 高齢化する犬社会に向けて

今後ますます犬の医療は高度化すると言われています。それに伴った犬の年齢による病気の概念も変化を見せる事でしょう。定期的に動物病院を受診する事で、病気の早期発見が可能になり、治療内容もより専門性が高まると言われています。

しかし、その一方で治療費の高騰や自宅でのケアの難しさ、飼い主の負担の増大という問題も増えています。愛犬のために、どのようなケアや治療をするのか、どの程度まで費用を捻出するのか、延命措置を希望するのかどうか、シニアと呼ばれる年齢に愛犬が差し掛かった時、家族できちんと話しあいを持ちましょう。

おわりに

これまで、漠然と犬の年齢計算の方法を知っていた場合でも、その数字の意味を改めて考えてみると、また違った見地から愛犬を見られる様になるものです。

愛犬との生活がより充実したものになるように、日々のケアや接し方を考えてあげましょう。


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