犬のしつけ方

犬のしつけ教室へ行く前に知っておきたいこと!

しつけ 教室 犬

犬と暮らしていて「もしかしたらうちの子、しつけがうまくいってないかも?」と感じることはありませんか?最近は犬のしつけ教室というものが増えてきて、預ける人も多いようですね。

けれど、ちょっと待ってください!しつけ教室というのは本当に犬のため、人間の家族のためになるのでしょうか?大切な家族である犬を預ける場所ですから、しつけ教室のことやそのメリット・デメリットなどをしっかり知っておきたいですよね!

1. そもそも犬のしつけ教室とは?

犬と暮らす人が増加したこともあり、自分だけでは犬のしつけがうまくできなかったり、しつけ方が分からず悩んでしまう人も増えています。そういったお悩みのために、犬のしつけ教室という新しい形が生まれたわけですね。

犬のしつけ教室には様々な形があります。まず、犬をしつけ教室に預けるタイプ。主にこれは2通りで、通うタイプと合宿タイプがあります。合宿タイプの場合、期間は1ヶ月前後が目安のようですが、犬やご家族の状況、またそのしつけ教室の趣旨によっても預ける期間は変わってくるでしょう。

また、グループレッスンのタイプと個人レッスン(マンツーマン)タイプがあります。

そして、犬だけでなく人も一緒に通うタイプや、出張を行ってくれるしつけ教室もあります。料金もそれによって様々です。

当然、犬へのしつけの方法や方針も、しつけ教室によって様々です。もちろんトレーナーやしつけ教室の環境なども犬によってそれぞれ相性があるでしょう。

そもそもしつけ教室だからといって、全ての犬が絶対に完璧な良い子になるということではありません。というより、完璧な犬ってどんな犬なのでしょうか。それはご家族の考えや価値観、ライフスタイルで違ってきますよね。また、今困っている状況はどんなことなのかも、その犬やご家庭によって異なります。

ですから、あなたとあなたの愛犬にぴったりな方法を提案してくれるようなしつけ教室を見つけることが大切です。そのためにも、インターネットや知人の口コミなどで、複数の犬のしつけ教室を比べて検討することをオススメします!

2. 犬のしつけ教室のデメリット①

早速「うちの犬にぴったりのしつけ教室を探そう!」と行動してみたとしましょう。すると、たいていどのしつけ教室も「うちのしつけ教室へ通えばこんな良いことがありますよ〜」とメリットばかりを伝えてきます。しつけ教室と言えどビジネスですから、それは当然のことです。でも、それら全てを鵜呑みにしてしまう前に、しつけ教室に潜むリスクもしっかりと考えてみましょう。

〜本当のパートナーシップは、しつけ教室では築けない〜

犬は明確な主従関係のもとに生きる動物。自分が暮らす群れ(家族)の中では誰がリーダーで、誰に従うのが良いのかを成長する過程の中で自ら判断(ジャッジ)していきます。

しつけ教室を考えるような、犬のしつけがうまくいっていないご家庭の場合、そもそもこの主従関係、パートナーシップがきちんと築けてないことが大元の原因です。

しつけ教室はあくまで一時的なもの。大切なのは家族と暮らすにあたり、犬がしっかりと人間の方をリーダーと認めるかどうかにかかっています。逆にそれさえきちんと出来ていれば、しつけに関しても大抵スムーズにいくはずなのです。

そして、しつけ教室にいくら犬を通わせても、家族間のパートナーシップはその家族と犬でしか築くことはできません。犬はそれぞれとの関係を一対一で考えて構築していく動物なので、たとえいろいろなことがしつけ教室で出来るようになったとしても、それはしつけ教室のトレーナーさんだから言うことを聞いているだけなのです。

根本的なところが解決するためには、しつけ教室に行くだけではダメだということをまず知っておきましょう。それを人間の家族が意識して犬に接する態度を改めてみるだけでも、きっと変わってくることもあると思いますよ!

3. 犬のしつけ教室のデメリット②

主従関係を築くことの大切さを認識した上で、それでも、犬の困った行動が直ることが急務…!ということもありますよね。自分だけでしつけに取り組んでいても不安になったり、時間がかかってしまったり、犬と過ごすことがストレスになってしまったり…。

ですがもうひとつ、私が個人的に一番気にかかる、犬のしつけ教室におけるリスク面をご紹介します。

〜かえって犬の状態を悪化させることもある〜

私の知り合いの犬に実際にあった話なのですが、幼犬のころに有名なトレーナーのいるしつけ教室(合宿タイプ)へ預けたところ、そこはどうやら体罰を使ったしつけ方法を行なっている教室だったのです。

おまけに一緒に過ごした犬が大型犬で、知り合いの犬はミニチュアダックスフントだったのですが、体格差のせいか相性のせいか、何があったのか定かではありませんが、合宿から戻ってからというもの、知り合いの犬は大型犬や大型犬に見える置物などをひどく怖がるようになってしまったのです。

その後、知り合いは、別のしつけ教室へ探して通いなおし、しつけに関してはうまくいったものの、ひどく怖がりな性格の犬になってしまったとか。

良かれと思って通わせたしつけ教室で、かえってその子を悪化させてしまうなんてとても悲しいですよね。子犬のうちの経験がもとで、苦手なことが増えてしまうのも残念です…。それを直すのはもっと時間がかかり、大変なことですからね。

おまけに、預けている間はどんなことをされているのか、人間の家族は知ることができません。様々なしつけ教室が増えているからこそ、残念なことに悪質・低質なしつけ教室も出てきてしまうのかもしれません。大切な犬のために、しつけ教室へ通う際は本当に慎重に選びたいものですね。

4. 犬のしつけ教室のメリット①

なんだか怖い面ばかり伝えて不安を大きくさせてしまったかもしれません。でもそういうことも実際にあるんだ!と知った上で、状況や犬に合った選択をするのは大切ですよね。もちろん、犬をしつけ教室へ通わせるメリットもたくさんありますよ!

〜社会化にうってつけ〜

実は、具体的なしつけうんぬんより、これがしつけ教室の一番のメリットと言えるのではないでしょうか。家族以外のたくさんの犬や人に出会い、慣れることはとても大切です。子犬の頃からこういう環境に慣れていると良いですよね。

けれどそれも本当は、成熟した大人の犬と触れ合って子犬に色々なことを学ばせるほうが、犬にとっては理想的と言えます。

ただ実際に犬のしつけ教室に通うのはほとんどが子犬や若い犬なので、しつけ教室=理想的な社会化のための環境というわけではないかもしれません。それでもご家庭だけで社会化を身につけさせるのが不安だったり、実現しにくい家庭環境であるならば、犬の社会化を目的としてしつけ教室へ通わせるのも良いかと思います。

5. 犬のしつけ教室のメリット②

〜家族と離れていることに慣れる〜

現在の日本の家庭で暮らす上でお留守番が全く必要ない犬というのはあまりいないのではないでしょうか。

子犬のうちから家族と一緒じゃない状況・家以外の場所で過ごすことに慣れておけば、それをしてこなかった犬に比べて、お留守番や外出も平気な犬に育つ可能性は高そうですよね。

もちろん家以外の場所へ出かけるのも、本来は家族や犬にとってのリーダーと一緒に経験するのが一番ですから、なるべく子犬のうちから少しずつ、休日は様々な場所へお出かけするなど、積極的に犬と家の外でも関わる時間をもつと良いと思います。

しかしながら、仕事や家事などで忙しすぎる場合は、しつけ教室の特性をうまく利用して通ってみるのも良いかもしれませんね。

6. 犬のしつけ教室のメリット③

〜たくさん遊んでストレス解消〜

犬によっては、そもそも運動量が多く必要な犬種もいますし、子犬の頃はたくさん遊びたいものです。そして遊び不足がストレスに繋がり、人間にとって好ましくない状況で吠えたり、犬の健康状態に影響することも出てくる可能性があります。

それを防ぐ対策の一つとして、しつけ教室でたくさん遊んで運動しておいで〜というようなしつけ教室の利用の仕方もできるのです。

遊び方もトレーナーさんや同じ年齢の子犬同士ならバリエーションも持てるでしょうから、ずっとご家族だけで遊ぶよりは、犬にとっては楽しいことかもしれません。

しかしこれも、あくまでどうしても家族が行うのが難しい状況の場合、と考えていただきたいです。あなたの犬と関わるのはあなたや家族の役目です。はじめから全てしつけ教室にお任せして、家では全然遊ばない、というのでは犬にとってはむしろ残念な環境でしょう。

7. 犬のしつけ教室のメリット④

〜深刻な状況の一時的な対策として〜

しつけがうまくいかなかった犬(パートナーシップを築けていない犬とご家族)の中には、大声でひたすら吠え続る、誰にでも本気で噛み付く、トイレの粗相が酷い…などなど、犬といることで精神的にストレスが強くなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

あまりにも一人で抱え過ぎて、犬との暮らしをもう諦めようか…なんて思いに至るくらいなら、一時的な対策として、しつけ教室に犬を預けることでお互いに距離をとる、少し休憩する、というのも選択肢の一つとしてアリだと思います!

根本的な解決とは言えませんが、そもそも人間側が疲れ果ててしまい根本的解決に向かう気力もなくなってしまったり、日々の暮らしに影響し過ぎてしまってはただただ辛いだけですよね。

犬のことを大切に思う人ほど、このような形に陥ることもありますので、思い切って検討してみるのも良いでしょう。ただ、しつけ教室へ預ける期間を終えて、また気力が湧いてきたら、今度こそしっかりと主従関係を築き直しましょうね。(そのために、その後改めて通いタイプのしつけ教室を利用するのは大いにアリですね!)

おわりに

いかがでしたか?犬との暮らしは、本来は心を豊かにしてくれる、ギフトをたくさん受け取れるもの。

だからこそ忘れないでおきたいのは、「本当の意味でその犬にしつけをできるのは、しつけ教室ではなく、家族だけ」ということ。犬のしつけ教室を選択するときは、「敢えて今は取り入れるんだ」という意識を持つだけでも変わってくると思いますよ♪


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