犬のしつけ方

犬の散歩は3パターンを使い分け?

2017/03/26

犬の散歩

犬の散歩といえば、毎朝早起きで同じルートを歩き、雨の日にはレインコートを着せと、犬と共に過ごす生活の中で次第に生活習慣の一部になる事でしょう。

大型犬飼育のブームだった頃には、毎日朝夕に一時間も散歩に時間を費やすという声も多く聞かれました。犬の散歩に関しては、犬の行動学の研究が進む中で、新たな考え方が注目を集めています。

1. 毎日の散歩はランダムなルートで気分転換

犬の散歩といえば、毎日同じ時間、同じルートで周りがちです。もちろんこの方法には

・犬同士の交流が持て、犬友達が出来る
・お互いのマーキングや排泄の臭いで情報収取が出来る
・交通上安全が確保されているので、安心して通行が出来る

などのメリットもあるでしょう。犬自身も散歩のルートを覚えているので、スムーズに散歩が進みます。しかし、犬にとって散歩は単に運動というだけでなく、様々な情報収集が出来、ストレス発散、気分転換という意味合いも持っています。

犬の運動には「身体的な運動」と「知能運動」との2つのパターンがあります。散歩はこの両方を満たしてくれるものですが、日々忙しく生活をしている中で平日は犬の散歩に十分な時間を費やせない事もあるでしょう。

そのような場合は、

・散歩に出かける時間
・散歩の道順
・散歩に行く人

をランダムに切り替えるという方法で犬の運動量を確保し、ストレスを発散させることも出来ます。

散歩に出かける時間がほんの5分違えば、顔を合わせるメンバーも変わります。道順がいつもの逆回りになっても同様です。例えば人間もスポーツなどで体を動かす感じる疲労感と長時間の学習で感じる疲労感の2つがある事と同じ意味合いです。

いずれも疲労感を感じ、カロリーも消費しています。平日は仕事や学習でカロリーを消費し、週末はアウトドアやスポーツで身体的な運動をするという生活スタイルを犬にも適用してあげるのです。

2. 短時間高効率のドッグランで運動量解消

週末や休日など十分に時間を取れる時は、日々の犬の散歩だけでなく、ぜひドッグランや犬同伴可能な施設へ足を運びましょう。実は、犬には毎日15分程度全力で運動をする事が必要だと言われています。

この15分という意味は、人間の歩調に合わせてゆっくりと歩く犬の散歩の15分ではありません。犬が全力で走り周り、犬自身のペースで運動をする時間です。

犬にとって人間の歩調に合わせて歩く犬の散歩は、運動とは言えない程度の運動量だからです。その為、ドッグランなど犬をノーリードにさせ、犬同士でじゃれ合い、追いかけ合う事こそが本当の「運動」と言えるのです。

平日に毎日ドッグランへ行くことは難しいものですから、週末や休日にはぜひ足を運んであげましょう。ただし、ドッグラン内は犬同士のトラブルにも気を付けなければなりません。

犬にとって、ノーリードで過ごせる環境下では、

・お互いの縄張り意識
・力関係の上下
・相性やオスメスのトラブル

という意識が働きます。その為常に注意が必要です。ドッグランでは「初対面」に犬同士で特有の緊張感が生まれがちです。

ドッグランへ連れて行くときは、

・顔なじみの犬が居る場所
・何度も足を運んだことがある場所

がおすすめです。

3. シニア犬の散歩は体内時計の正常化効果

シニアになり足腰が弱り、日中は昼寝をして過ごす時間が増えるようになると、つい散歩の量も減りがちです。

もちろん、運動は健康維持の秘訣ですから、シニアになってからも一定量の運動は毎日必要です。しかし、子犬の頃や若く健康な頃と同じ時間、同じルートで散歩をさせる事はかえって足腰の負担を増大させる事にもなってしまいます。

シニア犬の散歩は、

・朝夕の暖かい時間、過ごしやすい時間に行う
・無理をさせない、ペットカートも積極的に活用する
・他犬や他人との触れ合いで気分転換をさせる

がポイントです。

特に10歳を超えるシニアには痴呆症の症状が出始めることもあります。

痴呆症の症状には、

・体内時計の乱れから昼夜逆転生活
・夜鳴き
・夜間の徘徊

といった問題行動が見られます。

この問題の改善には「体内時計の正常化」が必要です。体内時計を正常にさせるには、散歩に連れ出し、日光を浴び、風を感じ、空気の気温の変化で一日の時間の変化、季節の変化を体感させる事が効果的です。

このようにシニアには、シニアにあった方法で散歩をさせてあげましょう。

4. 無駄吠え、警戒心が強い犬にはあえて立ち話を

犬の散歩の重要性が分かってはいるものの、愛犬の無駄吠え、威嚇行動が原因でなかなか気分よく、気軽に散歩に連れ出せないという飼い主も多くいます。

このような場合、つい家に引きこもりがちになってしまうでしょう。しかし、家に籠れば籠るほど、犬は内弁慶になり、いざ外出をした時にますます問題行動が目立つようになります。

犬のこれらの問題行動の原因は、子犬の頃の社会化不足が原因です。社会化不足は、成犬になってからも時間をかけ、無理強いをしないという事を心掛けていれば、次第に解消出来るものです。まずは、短時間、短距離からでも毎日、犬の散歩を行い、社会化訓練をやり直しをしてあげましょう。

おわりに

犬の散歩は毎日、同じ時間、同じルートという固定観念につい縛られてしまいがちです。

しかし、愛犬の運動を効率化させ、家族に負担を軽減するためにも、それぞれのライフスタイルにあった方法に見直しをしてあげましょう。


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