犬のしつけ方

子犬のトイレのしつけの始め方をお教えします!

子犬 トイレ しつけ

子犬を迎えたら必ず直面すること…それはトイレのしつけ。最近は室内でトイレをするワンちゃんも増えていますね。犬のトイレ=お散歩の時だけ、というイメージもあると思いますが、天災や事故、人間の家族が病気になってお散歩へ行けないなど、万が一外へトイレに行けない状況になってしまった時、室内でもトイレができるようにしつけていれば、人間も犬も負担も減らせて安心です!

子犬のトイレのしつけは人間の家族の責任!しつけ次第でトイレが上手にできる子になるかどうか分かれ道になることも…。正しい知識を持って子犬のトイレのしつけを楽しく始めましょう♪

1. 子犬のトイレのしつけに必要なものを揃えよう!

トイレのしつけは子犬を家に迎えたその日から開始するのがベストです。そのためにも、できれば子犬がやってくる前に、トイレのしつけに必要なものをあらかじめ揃えておきましょう!

①子犬のトイレのしつけに必須なもの

・トイレシート…市販のものでOKです。消臭効果のあるものや香り付きタイプなども売っていますが、合成香料などは低品質かつケミカルな原料で作られているものがほとんど。小さな身体の子犬には例え微量でも、人間が思っている以上に影響を与えてしまう可能性もありますので、あまりオススメしません。トイレのしつけの始めは大量に消費しますし、普通のもので良いです。

・掃除用具…消臭スプレーやトイレットペーパーなど。すぐに使えるように、子犬のトイレ用掃除セットをまとめて作っておくと便利です。子犬が見つけて遊び道具にしてしまわないよう、ボックスに入れて棚の上に置くなど、子犬の手の届かないところに用意しておきましょう。

・ケージ、サークル…ご家庭によっては必須アイテム。サークルがあるほうがトイレのしつけをスムーズに進められることもあります。広さは子犬なら2匹入るくらいを目安に。扉の有無はどちらでも良いですが、天板は子犬が飛び出してしまう場合は付けましょう。子犬のトイレトレーニング用に作られたサークルも売っています。

・仕切り…ケージを使う場合、ケージの中で食事もさせたいご家庭では、トイレとトイレ以外のスペースを分けるために仕切りがある方が良いでしょう。仕切りは子犬がかじってしまっても大丈夫な素材にしましょう。 ステンレスのパイプ、大きめのブックスタンドなどがベストです。顎の力がさほど強くない小型犬ならプラスチックでもOKですが、万が一破損したときに怪我しないよう丈夫なものを選びましょう。高さは子犬がラクに行き来できるくらいにして設置します。

②子犬のトイレのしつけにあるとより良いもの

・トイレトレー…ケージや仕切りの代わりにトレーを使うのもアリです。子犬の体がすっぽり入る大きさで、中でクルクル回れるくらい広さに余裕があるもの。大きめの段ボールでも可ですが、清潔に保つために段ボールはこまめに新しくするほうが良いかもしれません。トレーの中にトイレシーツを敷いておきましょう。

・ベッド(寝床)…トイレとベッドは違うものなのだと子犬がしっかり認識しやすいように、トイレトレーは床に近い高さ、逆にベッドは少し高めのものにすると良いでしょう。素材も、フワフワのものにするなど、トイレシートと違う質感にするようにすると、より子犬が違いを認識しやすくなりますよ。ただ、子犬によっては心地よいからかフワフワの質感のほうでトイレをしてしまう子も居ます。その場合はトイレシートの感覚を覚えさせながら、ベッドの素材も見直す必要があります。

・ビニールシート、新聞紙…トイレシートの補佐などにあると良いでしょう。

2. これはダメ!な子犬のトイレのしつけ方

実際に子犬にトイレのしつけを始める前に、しつける時にNGな行動を知っておきましょう。人間の家族同士で「これだけはしない」と共通認識を持っておくのはとても大切です!子犬のしつけに関しては、子犬を迎える前に家族で話し合う時間をつくることをオススメします。

①これはダメ!その1:絶対に叱らない!!

しつけだからあえて厳しく!なんてイメージもあるかもしれませんが、トイレのしつけにおいて叱るのは絶対にNGです!

なぜかというと、例えばトイレではない場所で子犬がオシッコしてしまい、大きな声で叱った場合。子犬はその場所がダメだから叱られたのか、オシッコしたことで叱られたのか、判断がつかないのです。そして、「オシッコするのはダメなことなんだ…!!」と誤って覚えてしまう可能性があるのです。

こうなってしまうと、もう大変です!正しい場所でなかなかトイレができなかったり、人間の居ないところで隠れてトイレをするなど、いわゆる「粗相」をしてしまう犬になってしまうかもしれません。

また、オシッコすることを変にガマンしたりして、子犬にストレスがかかり、精神的・身体的な健康にも影響してしまうかも。

更に、子犬によっては人間にトイレをしたことがバレないよう、またストレスなどから、自分のウンチを食べてしまう「食糞症」になってしまう可能性もあります。

子犬のトイレのしつけは叱らない、是非これはご家族全員での共通ルールにしてくださいね!

②これはダメ!その2:体罰はしない!!

これも理由は叱らないことと同じです。

昔の子犬のトイレのしつけ方法には、粗相をした場所へ子犬を連れて行き、オシッコの臭いのあるところへ鼻を押し付けるというものがありました。このしつけ方では、子犬に大きな恐怖を与えてしまいます!

また、しつけのための防止グッズなども出回っていますが、ヨーロッパでは禁止令が出ているようなグッズもあり、使用には様々な危険を伴います。
子犬はきちんとしつければ必ずトイレをマスターできます。体罰は何の意味もありません。絶対に行わないようにしましょう。

思わず手をあげたくなったり、防止グッズに頼らざるを得ないような状況にならないためにも、気負わず気長な気持ちで、正しい知識のもとトイレのしつけにあたりましょう。また、しつけしつけと頑張りすぎず、子犬の成長を見守る楽しさを感じられれば、このような行為にも繋がりにくいかもしれないですね。

3. 子犬のトイレのしつけのための環境を作ろう!

子犬のトイレのしつけには、子犬にとってトイレを覚えやすい環境がとても大切です!こちらも子犬がやってくる前に準備しておきましょう。

①トイレシートは、あちこちに!

まず子犬のサークルの中、またはトイレをするお部屋全面に、トイレシートを並べて敷きます。

基本的に子犬のトイレのしつけ期間では、子犬がオシッコしそうになったら、すぐに抱っこしてトイレシートの上に連れて行きますが、留守中はそれは出来ませんよね。また、トイレシートが最初から1箇所だけだとそのぶん失敗する可能性も高くなります。

ですから、はじめはなるべく成功できるチャンスが多い環境にしてあげましょう!トイレの成功体験を繰り返していくことで自信を持ち、よりスムーズにトイレを覚えることができます。

また、人間が考えたトイレの場所が必ずしも子犬にとって安心してオシッコできる場所とは限りません。快適にオシッコできない場所だとトイレを覚えるのもスムーズにいかない場合もあります。ですから、トイレの場所はワンちゃんに選んでもらうつもりでしつけを行う方が効率的なのです。トイレシートをなるべくお部屋のあちこちにセットしておけば、その子が好んでオシッコする場所を段々把握できます。お部屋の端っこが好きな子、トイレトレーの中が好きな子など好みは様々です。

また、トイレの場所を人間側が決めたい場合でも、子犬が「トイレはトイレシートの上でする!」ということをしっかり覚えてから徐々に場所を最終的なトイレの位置へと移動すれば、自然とトイレが出来るようになっていきます。

トイレシートでトイレをすることを子犬がマスターするまでは、いろいろな場所にトイレを用意してあげましょう。

②トイレはいつも綺麗に!

オシッコしたあとのトイレシートはなるべくすぐに片付けたり、消臭スプレーなどを使っていつも綺麗な環境にしましょう。長時間の留守は仕方ないとしても、汚れたままトイレを放置しないようにしてください。

オシッコの臭いがあるところでトイレをする、というのは成犬になってからのマーキングの時の話であって、子犬のうちはこれは関係ありません。むしろワンちゃんは綺麗好きな動物ですから、汚れているトイレは避けてしまいます。粗相の多かった子がトイレをこまめに綺麗にしたら粗相しなくなった!なんてケースもあるそうです。トイレはいつも清潔に!を心がけましょう。

4. いよいよ子犬のトイレのしつけスタート!

それでは、いよいよ子犬を迎えてトイレのしつけをスタートしましょう!しつけの手順は以下のようになります。

①トイレサインがあったら、トイレシートの上へ連れていく

子犬はトイレをしたくなると、ソワソワする、後ろ足がぎこちなくなる、お尻が気になる素ぶりを見せる、床の匂いを嗅ぐ、などなんとなくいつもと違い落ちつかない様子になります。それが子犬のトイレサインです。そのような素ぶりが見られたら、子犬をサッと抱っこしてトイレシートへ連れて行きましょう。また、子犬がトイレをするタイミングは、寝起き、ごはんの後、遊んだ後や運動後が多いです。トイレのしつけの際の目安にしてみてくださいね。

②出来たら褒める!を繰り返す

子犬が無事トイレシートの上でオシッコやウンチができたら、すぐに褒めてあげましょう。トイレをしてから時間があくと、何故褒められのたか子犬は分かりません。出来たらすぐ!がポイントです。また、褒めるときにオヤツをあげるしつけ方法もありますが、子犬のトイレのしつけで最初からオヤツをあげていては、成功する度にオヤツをあげることになり、子犬はオヤツをもらえるのが当たり前になっていってしまいます。その癖がつくと、子犬によってはトイレをわざとこまめに少しずつするようになったり、オヤツがもらえないとなると吠えて要求するなど、のちのち困った行動に繋がってしまうこともあります。オヤツのあげすぎは肥満の原因にもなりますので、トイレのしつけでは基本的にはしっかりと撫でたり声がけするなどの褒め方をオススメします。

③トイレシートの数を段々減らしていく

はじめは抱っこして連れて行きますが、成功したら褒める、を繰り返すうち、徐々に子犬は自分からトイレシートの上に行ってトイレをするようになってくるはずです。そうして、子犬がしっかり正しい場所でトイレが出来るようになってきたら、日にちをかけて少しずつ、トイレシートの数やトイレの場所を減らしていきます。あくまで急な変化にしないように、何日もかけて行いましょう。子犬の様子を伺いながら、もし失敗してしまっても大きな声でリアクションしたり、叱ったりしないことです!焦らず成功体験をまたこちらが作ってあげましょう。

子犬によっては、トイレシートを置くのをやめた場所にもう一度敷いてみるとまた出来るようになるかもしれません。その場合は、その場所がその子にとってトイレをしやすい場所だということもあります。ある程度犬に合わせてトイレの場所を決めることも考慮しながらこのステージを進めてくださいね。

④トイレの位置を定める

いよいよ最終的なトイレの位置を定めます。1つの場所、またはおうちの広さやライフスタイルによっては2~3箇所に決めて、子犬の様子を見てみましょう。そしてまたトイレをその位置でできたのを見届けたら、すぐに褒めてあげます。トイレの位置を決めてからも、しばらくはこの「すぐに褒める」しつけを続けていきます。そうすることで、よりトイレの成功を確実に定着していけます。また、トイレシートをこまめに綺麗にすることもお忘れなく!

⑤トイレのときの掛け声も効果あり

子犬がトイレをするタイミングで、人が掛け声(指示語)を出してあげるのもトイレのしつけで良い方法のひとつです。

トイレをすることと掛け声がセットになることで、 「声を掛けられている状態=安心してトイレをして良い時」と子犬は覚えることができるので、トイレの成功率UPに繋がります。

ただ、この時、人間の家族の中で指示語は必ず一つの言葉に統一しておきましょう!でないと子犬は混乱してしまいます。トイレのしつけを始める前に、家族の中でしっかりと決めておいてくださいね。

掛け声は、「ワンツーワンツー」・「ウィーウィー」・「ピーピー」・「チッチ、チッチ」などが子犬が聞き取りやすくて良いとされています。特に小さなお子さんが子犬のお世話に関わる家庭では、人間側が間違えないよう、覚えやすい・言いやすいものをチョイスすると良いですね。

おわりに

子犬のトイレのしつけについてお伝えしてみました。ただ、ここでお伝えしたことはあくまで目安。子犬も一匹一匹個性や性格が違いますから、トイレを覚えるのも個体差があります。

「トイレをするのは良いことなんだ」と子犬が積極的にトイレを覚えたくなるような工夫を人間側がしてあげること。そして、その子のペースを暖かく見守りながら、知識をうまく取り入れて、焦らず気楽に取り組んでみてくださいね!


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