犬のしつけ方

『ラブラドールのしつけ方』 犬種界ナンバー1の破壊王をしつけるには!?

ラブラドール しつけ

明るく陽気な性格と賢い性格で、人気のラブラドール。盲導犬として活躍する姿も印象深いでしょう。ラブラドールを飼い始める理由の一つに「賢いから」というものがあります。

しかし、これはしっかりとしつけをした成果です。幼いラブラドールは「破壊王」と呼ばれるほど元気一杯で、しっかりとしたしつけが必要な犬種です。

1. ラブラドールの気質を十分に理解する

ラブラドールは成長後25~35kgほどに成長します。特にオスの場合力も非常に強くなり、簡単に抱き上げたり、リードを強く引くという方法ではコントロールが難しくなります。

その為、事前にラブラドールの気質を十分に理解し、家族に迎え入れたその日からしつけをスタートする必要があります。

ラブラドールの性格は、

・陽気
・前向き
・従順でひたむき
・我慢強い
・独占欲が強い

です。「陽気で明るい性格」とよく表現されますが、その反面、

・テンションが高すぎる
・元気が良すぎる
・遊びに夢中になりすぎて、集中力が持続しない
・誰にでも飛びついてしまう
・破壊行動が多い

などの困りごともあります。

「悪気が無い」「遊びの一環」とはいえ、見過ごせないほどのいたずらが起こる事も十分承知しておかなければなりません。

2. ラブラドールは、全犬種内トップクラスの食欲旺盛さ

ラブラドールは数ある犬種の中でもトップクラスに「食欲旺盛」なタイプです。しつけの御褒美に「ドッグフード」や「オヤツ」を用いると、ご褒美欲しさに飛びついてしまうこともあるので注意が必要です。

散歩はもちろんのこと、キッチンでも、「拾い食いをしない」「させない」ようしつけと環境作りが必要です。食欲旺盛なラブラドールは、どんなに小さな物でも食べ物が落ちていれば、咄嗟に反応します。しかし、時には危険な物が落ちていることもあるので、子犬の頃から注意が必要です。

いつ、どのような場面でも、咥えた物を飼い主の指示で放す練習も重ねておきましょう。

3. ラブラドールのしつけは「短期集中」と「条件反射」

ラブラドールのしつけを成功させる秘訣は、「短期集中」と「条件反射」の法則を意識してトレーニングを行います。通常、犬の集中力は15分ほどの持続が上限とされています。その為、しつけトレーニングも一回15分以内がポイントです。

・食事を与える直前
・散歩の出掛ける直前

など、愛犬の集中力が高まりやすいタイミングを狙って、15分以内でトレーニングを行います。

食事の器を前に「オスワリ」「マテ」「フセ」を連続して行ったり、散歩のリードを見せた状態で「オスワリ」「マテ」「フセ」を行います。散歩に出る時は、玄関扉の前で一旦座り、飼い主の支度を待つ事なども教えます。

また、飼い主がリビングでくつろいでいるタイミングで「オイデ」をランダムなタイミングで行い、「オイデ」に反応し、飼い主の傍へ行くと「いいこと」があると覚えさせます。

「オイデ」のトレーニングをランダムで行う理由は、

・いつでも、どこでも飼い主の指示に従う事
・遊びよりも飼い主の指示が優先である事
・「オイデ」はいつ声がかかるか予測できない

事を教える為です。

遊ぶ事、楽しい事、食べる事が大好きなラブラドールにとって、遊びを中断し、飼い主の指示に従う「オイデ」は一番難易度の高いトレーニングです。

しかし、「オイデ」をしっかりと「条件反射」的に反応出来るまでに習得出来ていると、

・いたずらをしている最中
・家具やカーペットなどを噛んでいる時
・誰かに飛びついている時
・ドッグランなどで遊んでいる時

などにスムーズに愛犬を呼び戻す事が出来るようになります。十分に習得出来るまでは、自宅内で、ご褒美のオヤツを用いて「オイデ」の練習を繰り返します。

また、それぞれの指示は、いつでも、どこでも「条件反射」的に反応出来るように何度も練習を重ねます。大きな犬を安全にコントロールするには、「曖昧さ」や「いい加減さ」「甘やかし」は一切不要です。

4. ラブラドールの散歩のしつけは、散歩初日から

飼い主に寄り添うようにスマートに歩くラブラドールの様子に、知能の高さ、性格の穏やかさを感じ、憧れる方もいるでしょう。

しかし、生後間もない時期のラブラドールは、散歩といえば何よりの楽しみです。他犬、音、空気感に興奮し、時には大人の男性でもコントロールが難しいほどの力を発揮します。

その為、散歩に関するしつけは、子犬の頃から徹底して行い、将来体が大きくなり、力が強くなってからも不安や危険の無いよう備えが必要です。

散歩時に必要なしつけは、

・飼い主の隣を歩く事

飼い主の前を引っ張りながら歩く、前後左右に道幅を振りながら歩く事は大変危険です。正しい歩行位置が身に付くまでは、市販の60cmサイズの短いリードを使用するとトレーニングがスムーズです。

・飼い主の指示で「座り待つ」

飼い主がトイレの片付けをしている時、横断歩道の信号待ち、飼い主の立ち話中など、飼い主の指示に従い、静かに座って待つ事を教えます。この方法を身に付けていると、咄嗟に走りだす事を予防出来、愛犬はもちろん飼い主にも他人にも危険が及ばないように出来ます。

おわりに

このように、ラブラドールには「陽気」で「テンションの高い」一面があるので、短期集中で条件反射的に指示に従えるよう、繰り返しのしつけトレーニングが必要です。

また、肥満になり易い犬種でもあるので、しつけの御褒美はカロリーや与える量もしっかりと管理してあげましょう。


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