犬のしつけ方

パピヨンのしつけの基本ルール4項目をお教えします!

パピヨン しつけ

陽気で明るい性格、小柄な体形で、「飼いやすい」と言われるパピヨンですが、小型犬とは言え、しつけをしておかなければなりません。

しかしパピヨンは難しいしつけや厳しい決まり事を守る事があまり得意な犬種ではありません。しつけをするには、「ストレス」をお互いに感じずに済む事を基準に考えていきましょう。

1. パピヨンの気質を十分に理解する

ペットとして人気ランキング上位に入る犬の多くは、本来は猟犬として輩出されている犬種が多いものです。

その為、実際に室内で飼い始めてみると、想像以上にしつけが大変、無駄吠えをした時の声が大きいなどのお悩みが付き物ですが、パピヨンには元猟犬という歴史がなく、犬種が固定化された当初から「愛玩犬」つまり「ペット用」として愛されてきました。

パピヨンの気質は、

・明るく陽気
・テンションが高い
・人間に友好的
・表情が豊か
・寂しがり、甘えん坊
・活発で、運動量が多い
・人見知り、他犬が苦手
・突発的な音に敏感
・警戒心が強い

などです。

基本的には小さな子供や年配者とも良好な関係を築く事が出来るので、家族で飼うペットとして大変おすすめの犬種です。

2. パピヨンは難しい、厳しいは苦手、単純明快が得意

パピヨンのしつけには「難しい」「厳しい」不向きで、かえって愛犬を委縮させてしまい、臆病で警戒心を強めてしまいます。

つまり、

・驚かす
・叩く
・長い言葉でしかる
・抑えつける

などの行為です。

パピヨンにしつけをする時は、

・オスワリ、マテ、フセなど短い指示を繰り返し教える
・指示に正しく従えたときは、即座にご褒美をあたえ、正解だと理解させる
・何度も基本を繰り返し、失敗しても叱らない

ということを心掛けてあげましょう。

3. パピヨンのしつけには、骨格への理解も必要

運動量が多く活発で、ジャンプ力もある犬種ですが、骨格は非常に繊細です。その為、

・高いところからのジャンプ
・継続的に全速力で走らせる
・アクロバティックな動き

を教えると、パピヨンは好奇心から無条件に取り組みますが、大怪我につながってしまうこともあるので注意が必要です。

また、散歩の時は、

・リードを短く餅、飼い主の傍を歩く練習をする
・他犬や人と積極的に触れ合いをさせ、社交性を身に付けるよう練習をする
・「恐怖」が理由で無駄吠えをする時は、抱き上げる、撫でるなどの方法で落ち着かせる

としつけをしましょう。

子犬の頃から積極的に他犬、人との交流を心掛けておくと警戒心、恐怖心を払拭する事が出来、社交的で人懐こい性格に育ちます。

爪切りを自宅で済ませたい場合は、

・無理強いをしない
・出血などの失敗をしない
・力を入れて抑えない

ように心がけておきましょう。爪切りに慣れるまでは、

・トリマーや動物病院で指導を受ける
・一日一本と決め、短時間で済ませる
(毎日、短時間をくり返し、習慣化させる事で爪切りに慣れさせる)
・ガムなどの細長いオヤツを用意し、食べ物に集中させつつ爪を切る

という方法がスムーズです。

4. パピヨンのしつけにおける一番の悩みは「無駄吠え」

パピヨンの飼い主に一番多いお悩みは、「無駄吠え」です。本来、声が甲高く、一度吠え始めるとなかなか鳴き止まないので、飼い主のストレスになる上に、マンションの場合、近隣への騒音も気になるところでしょう。

パピヨンが室内で無駄吠えをする原因の多くは「音」です。

・玄関チャイム
・屋外の交通音
・屋外からの人の声や気配
・パトカーや救急車のサイレン
・毎日定時になるサイレンやスピーカー音

などです。中には、飼い主の携帯の着信音に反応し、鳴きだす犬もいます。

これらの音は突発的に発生する上に、音の正体を確かめることが出来ないので、一旦「警戒心」を抱いてしまうと、ほぼ生涯を通じて、鳴き続けるようになります。その為、まだ警戒心の無い子犬のうちに、ならしトレーニングを念入りに行う必要があります。

一番多い玄関チャイムへの対処法は、

・飼い主が玄関の外へ出ます
・玄関チャイムを鳴らし、玄関を10cmほど開け、隙間からオヤツを転がし入れます
・愛犬がオヤツを食べ終わったら、玄関をそっと閉めます

この時、愛犬が吠えても叱らずに、そのまま玄関を閉めます。玄関ドアを開ける前に、吠えてしまった場合は、オヤツを入れずにそのまま閉めてしまいましょう。

また、吠えたてている時も、決して玄関で叱ってはいけません。ますます玄関への警戒心を増す結果になるからです。

1,2分間隔でこの動作をくり返し、愛犬に玄関チャイムが鳴り、玄関が開くと、いいことが起こると認識させます。このトレーニングは、愛犬が完全に玄関チャイムに警戒心を抱かなくなるまで、何度も繰り返し教えます。一日のトレーニングは5分~10分程度とします。パピヨンは集中力がさほど高くないので、長時間繰り返してもさほど効果はありません。

おわりに

パピヨンは元来の愛玩犬の為、さほど知能レベルは高くありません。その為、しつけトレーニングは短時間に集中し練習を重ね、完全に習得出来るまで何度も根気よく続けて上げましょう。

パピヨンは生まれ持ってのアイドルとも言われ、明るく、陽気な性格で人間とも大変友好的です。ぜひ、積極的に外出の機会を設け、楽しい時間を共有してあげましょう。


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