犬のしつけ方

シュナウザーにしつけるための3つの基本とは!?

シュナウザー しつけ

テリア種の中でも比較的性格が穏やかで、飼いやすいく、ある程度の体の大きさがあり、賢いということで幅広い世代から人気を集めています。最近は、定番のソルト&ペッパーと呼ばれるカラー以外にも、ホワイトも登場しますます人気が高まっています。

しかし、しつけにおいては、特有の気質をしっかりと理解し、ぶれずに接しておかないと、噛みつきなど問題行動を起こすこともあるので、基本のしつけルールを理解しておきましょう。

1. シュナウザー犬の気質を十分に理解する

シュナウザーは穏やかな性格とは言え、列記として「テリア種」です。テリア種には「テリアキャラクター」と呼ばれる特有の気質があり、この気質がいかにはっきりと継承されているかが、血統の優劣を決めるほどに意味を持っています。

テリアキャラクターとは、

・賢い
・飼い主の忠実
・厳しいしつけも従順に守る事が出来る
・多少のことには動じない芯の強さ
・負けん気の強さ
・頑固さ

などが特徴です。このような面は他の犬種もそれぞれが持ち合わせていますが、テリアのもつ気質は段違いといえる程に明確です。

テリアキャラクターの特長として、家の中で飼い主と過ごしている間は、とても甘えん坊ですが、一歩外に出ると緊張感が増し、特有の強さを発揮します。このギャップもシュナウザーの人気の理由です。

2. しつけは、ぶれないようにする

シュナウザーのしつけをする場合は、飼い主が決してぶれない事、おれない事、諦めない事が大切です。シュナウザーはたいへん賢い犬種なので、しつけトレーニングの中で、飼い主が意図している事、叱っている事はきちんと理解出来ています。

しかし、気づかないフリや理解出来ないフリをしてやり過ごそうともします。この状態が何度も続くと、次第に飼い主が諦め気分になってしまうのです。その結果、シュナウザーの思い通りになってしまいます。

例えば、散歩の時は、

・玄関で一度立ち止まり、座って飼い主の支度を待つ
・歩行は飼い主の横を歩き、先頭をひっぱりながら歩かない
・他犬にむやみに吠えたりしない
・帰宅時は、足を拭いてから部屋へはいる

などのルールを決めても、なかなか指示に従わない、何度叱っても効果がないという飼い主の声があります。

テリアキャラクターを持つシュナウザーにとって、飼い主が「ダメ」「イケナイ」と叱る程度では全く効果がありません。その様な軽い叱責は聞き流してしまい、自我を通そうとします。

その為、散歩のルールを決めた後は、

・どのような状況でも決めたルールを必ず守らせる
・チョークカラーを使用し、瞬時に指示が伝わるようにする
・叱る時は、一旦立ち止まり、飼い主に集中させる

など厳しく接する事が必要です。

飼い主の指示を無視しても許されるとシュナウザーが認識してしまうと、成長と共にますます自我が強くなり、様々な我がまま行動が起こるようになります。

子犬に対して厳しく接する事に抵抗感を感じる事もありますが、テリア種特有の気質と上手に付き合っていくには必要な事だと理解し、しつけをしっかりとする必要があります。

3. シュナウザーにはトリミングの経験をさせる

シュナウザーのカットスタイルといえば、髭を長く伸ばした独得な顔だちと背中部分を短くカットしたイメージが強いでしょう。

日本では、トリミングショップでもハサミやバリカンを使用し仕上げる事が一般的ですが、本来シュナウザーなどのテリア種のトリミングは、被毛を指でつまみ、引き抜く技法が取り入れられています。

もちろん、被毛を引き抜くのですから、慣れるまでは犬自身も不快感を抱きます。テリア種以外の犬種であれば、このような技法に耐えることは出来ないと言われています。しかし、テリア種の場合、平然と耐える事が出来るのです。この点も特有の気質が理由と言えるでしょう。

ハサミを使用する場合でも本来の技法を用いる場合でも、自我の強いシュナウザーには作業中自由が制限され、我慢も強いられます。しかし、中には、日ごろ我慢ということを一切せずに生活をしているので、トリミング中に大暴れをする犬もいます。

その為、生後2,3カ月がすぎ、ワクチン接種が完了した時点で、トリミングショップを利用し、トリミングの作法をみにつけさせましょう。

トリミングの作法とは、

・飼い主以外の人間に世話をされる事
・トリミングテーブルの上で、作業が完了するまでじっと立っている事
・むやみに抵抗をしたり、噛みついたりしない事
・他犬や人に興奮したり、吠えたりしない事

です。

もちろん、子犬のうちはテーブルの上でじっと立っている事が何よりの苦痛に感じることでしょう。しかし、何度も経験を重ね、プロトリマーの指導を受けることで次第に処世術を身に付けていくものです。

その為、子犬のうちから頻度を高めに利用の機会を設けてあげましょう。

4. 問題行動は完全服従で改善をする

テリア種特有の気質の強さで、シュナウザーの中には、飼い主に噛みつく、威嚇をするという問題行動を起こす犬もいます。

日常生活は大変穏やかに過ごせるものの、

・爪切り
・ブラッシング
・リードの着脱
・食べ物にかんする事

などの自分の意にそぐわない場面で、突発的に問題行動を起こします。この時、あまりの勢いに飼い主がひるんでしまっては、益々行動がエスカレートするばかりです。

改善の方法は、テリア特有の飼い主への従順さを生かし、完全服従の姿勢を理解させ、上位者に反撃をしてはいけないという事を理解させる事が必要です。

おわりに

自宅で愛犬の世話に手を焼く場合は、担当トリマーに扱い方の指導を仰いでもよいでしょう。シュナウザーは大変賢い犬種なので、飼い主が節度をたもち、きちんと節する事でとてもよい愛犬に育ちます。

どの犬種とも常にフレンドリーに接するというタイプの犬種ではありませんが、飼い主に常に忠実で、知性があり、家族として共に暮らすには最良の犬種と言えるでしょう。


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