犬のしつけ方

『トイプードルのしつけ方のコツ』 賢さの過信は禁物?

2017/03/26

トイプードル しつけ

町中で見かけることがとても多く、ペットショップでも人気ナンバーワンに君臨しているトイプードル。そして頭が良いといわれる犬種の一つですが、しつけやすさと賢さは必ずしも比例しません。

間違ったしつけ方では間違った理解をしてしまうのはどんな犬でも同じこと。しつけのできていないトイプードルは意外と多いのです。そうならないために、子犬時代からきちんとしつけを頑張って英才教育を施していきましょう。

1. トイプードルってどんな犬?

もともとはフランス原産の狩猟犬だったプードルを品種改良して小さくしたのがトイプードルです。体の大きさによって4つに分けられ、最も小さい分類の体高28cm以下の犬が「トイ」に該当します。頭の良さがセールスポイントの一つで、全ての犬種の中でも1,2を争うほど知能が高いという研究報告があるほどです。

室内飼いに最も適した犬種でもあり、抜け毛が少なく体臭が殆どありません。抜け毛が少なく毛量が豊富なことを活用した多彩なトリミングを楽しめること、毛色の数が多くて好みの色を選びやすいことも人気の理由でしょう。しつけも基本的にはしやすいため、初心者にもおすすめできる犬種です。

2. 毛色で性格やしつけのコツが違うって本当?

トイプードルはその毛色で性格に特徴があるとよく言われています。例えばホワイトの子は甘えん坊さん。また、ブラックはやんちゃで運動が大好き。ブラウンはマイペースで独立心が強い、などなど色んな話があります。毛色によってしつけ方を変えるべきという説も。・・・でも本当なんでしょうか。

じつはいずれも明確な根拠はありません。もともと犬の性格は個体差が大きいものですから、相当数のデータを集めて解析しなければ、そのような傾向は統計学的に証明できないはずです。でもそんなデータは集めようがありません。飼い始める前から性格と毛色の関係を気にする必要は全くありませんし、しつけに関して毛色を気にするのはナンセンスです。血液型占い程度の信頼度だと思っておけば良いです。

3. 子犬時期のしつけで気を付けることは?

いくら賢い犬種であるトイプードルといえども、他の犬種同様に子犬時期のしつけがうまくいくかどうかは後の生活に大きく影響します。大抵の方は生後1~5か月の時期にトイプードルを家に迎えるかと思います。この時期は本来であれば他の兄弟犬や母犬とともに生活し、主従関係や遊び方を学ぶ重要な時期です(社会化期といいます)。この経験が少ないままお家に迎えることになった場合は、飼い主さんが母犬や兄弟犬になりかわってしつけをしっかりしてあげなければいけません。

特に重要なのは、体のどこを触っても反抗せず我慢できるようにしつけることです。これができないと、トリミングをお願いするときや、動物病院で診察してもらうとき、歯磨きをするとき等にじっとできず作業がうまくできません。

そうならないように、普段から体を触られることに慣れさせましょう。主従関係ができていれば、トイプードルは賢いのでどこを触っても我慢できるようになります。苦手なところは短時間で良いので、やさしく触っても逃げずに我慢できたら褒めてあげます。同時に体に異常がないかのチェックも行ってください。

4. トイプードルのトイレトレーニングのコツとは?

部屋買いの小型犬の場合、散歩量は少ないでしょうからトイレトレーニングはとても重要です。これができないと、部屋の掃除が大変ですし、せっかく体臭の少ないトイプードルを飼っているのに、排泄物の臭いで部屋が臭くなる心配が。それに友人の家に連れて行ったり、旅行でペットOKのホテルに泊まったりするときにとても苦労します。必ずペットシーツの上で排泄できるようにしつけましょう。

まずペットシーツですが、最初から体長に合わせたサイズを使わずに広いものを使います。トイプードル=小型犬だからと小さいサイズ1枚で始めても失敗します。ワイドタイプのものを、それも複数使うくらいに余裕を持たせるのがコツです。最初は部屋の半分くらいに敷き詰めるくらいでも良いと思います。

トイレの場所を覚えさせる方法ですが、場所を完全に固定するよりは、シーツの上でするということを覚えさせたほうがのちのち便利です。排泄しそうな雰囲気があれば、すぐにシーツの上に移動させるとそこで排泄させます。

そして上手にシーツの上で排泄できたら褒めてあげましょう。もし不意にシーツ外で排泄してしまっても、絶対に怒ってはいけません。いつも同じ場所で粗相するようなら、いったんそこをトイレに設定し、少しずつ目標の場所へ動かしていくと良いでしょう。

5. いたずらや拾い食いを防ぐしつけ方のコツとは?

小型犬は屋外よりも部屋の中で遊びますので、最初のうちは家具をかじったり人間用の食べ物を拾い食いしたりといったいたずらに悩まされることがあると思います。そのようなときは、まさにいたずらの真っ最中に発見した場合のみ叱ってください。後でいたずらの痕跡を発見した場合は絶対に怒らないでください。いくら賢いトイプードルでも、過去の行為について叱られてもそれを理解することはできないからです。

拾い食いを防ぐしつけ方ですが、まずは部屋の中は基本的に綺麗に片づけ、人間用の食べ物をトイプードルが近づける高さに置かないことが先決です。しつけは屋外で散歩中等のリードを装着しているときに行うほうが簡単です。何か口に入れようとしたら、その瞬間にリードを軽く勢いをつけて引っ張り、「ダメ」と叱ります。びっくりして吐き出したら褒めてあげましょう。引っ張ったくらいで吐き出さない場合は、体が動くくらいにリードを引っ張っても良いですので、おやつとご飯以外のものを食べないように根気よくしつけましょう。

おわりに

長く健康に飼い続けたいならば、子犬時代にしっかりとしつけをしておくことはとても重要です。トイプードルは飼い主の精神状態を敏感に察知します。

つまり飼い主のストレスは犬のストレスにもなるということです。面倒がらずに飼い主は楽しみながら、トイプードルには楽しませながら行うよう心がけましょう。


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