犬のしつけ方

ヨークシャテリアのしつけで大切な4つのことをお教えします!

ヨークシャテリア しつけ

ヨークシャテリアと言えば、小さな体に艶やかな長い毛、黒目がちでつぶらな瞳…。その美しさと愛らしさに魅了されてしまう人も多いのでは?

でも、ヨークシャテリアは実は一緒に暮らすためにはしつけがとても大切な犬。ヨークシャテリアのしつけを適当にしてしまうと、後々大変なことになってしまいます。

ヨークシャテリアと日々楽しく穏やかに過ごすために。心の底から“うちの子最高!”と言えるように。是非、ヨークシャテリアのしつけについての知識を深めてみてくださいね。

1. ヨークシャテリアの気質を知る!

小さくて可愛らしいイメージのヨークシャテリア。けれど彼ら、そのイメージとは裏腹に、実はなかなか強気な一面を持っていたりする犬なんです…!

そもそも犬というのは犬種によって性格や気質が異なる生き物。得意なことや苦手なことも様々です。

ヨークシャテリアのしつけをこれから始める方も、既にヨークシャテリアのしつけに困っている方も、まずは彼らがどんな気質を持っているかをしっかり知識として頭に入れることが大切。

そうすれば、よりヨークシャテリアに合ったやり方のしつけを行うことができますよね。逆に相手のことを知ろうとしないで、一方的な考えやなんとなくのイメージでしつけのトレーニングをしまっては、きちんとしつけられなかったためにヨークシャテリアにも人間にもストレスがかかってしまう…なんてことにもなりかねませんので、しっかりヨークシャテリアの気質を知っておきましょう。

ヨークシャテリアの気質は、主に以下のようなことが挙げられます。

・陽気で好奇心旺盛
・気が強くプライドが高い
・とても賢く、一度覚えたことは忘れない
・忍耐力がある
・警戒心が強く、自分のテリトリーを守る意識が強い
・場合によっては攻撃的な一面もある
・冒険好き
・大胆な行動に出ることもある

明るく好奇心旺盛であること、と同時に、警戒心が強くテリトリーへの意識がしっかりあるヨークシャテリア。また、エネルギッシュに行動できるという「テリア種」の犬種らしい一面も合わせ持っています。ヨークシャテリアのしつけの際は、このような気質を無理に抑え込むのではなく、むしろ彼らの長所と捉えて、トレーニングにうまく生かしましょう。

どんな犬も、考え方によって性格というのは長所にも短所にもなり得ます。ヨークシャテリアの気質を是非良いかたちで日々のしつけの中に取り入れてみてくださいね!

2. ヨークシャテリアのしつけはいつから?

ヨークシャテリアを始めて家族に迎える方は、しつけの方法はもとより、どんなタイミングでいつからトレーニングを開始すれば良いかもよく分からない!ということもありますよね。

これはヨークシャテリアに限ったことではありませんが、ズバリ、犬のしつけは家族になったその日から!そして、できるだけ子犬のうちから!です。

これは本当に基本的なことであり、犬と暮らすうえで大変重要なことです。特にヨークシャテリアは見た目も可愛らしいですし、ついつい甘やかしてしまいがち。ですが、子犬のうちから好き放題させてしまっては大人になったときしつけをし直すのが難しくなります。

ヨークシャテリアは賢さと同時に気の強さも合わせ持っていますから、一度自分の方が優位な生活に慣れてしまうとそれを訂正するのはなかなか大変なことです。

かわいい子には旅を…ではないですが、子犬のうちから甘やかしたくなる気持ちはぐっとこらえて、しっかりしつけを行いましょう。それが、最終的には、犬にも人間にも、ストレスの少ない生活に繋がるのです。

3. ヨークシャテリアのしつけはこうしよう!

では、実際にヨークシャテリアをしつけるうえで特にポイントとなること、常に気をつけたいことをまとめてみます。

①人間がリーダー!はっきりと関係性を築く!

犬はそもそも群れで暮らしてきた動物。今もその本能はしっかりと残っています。ですから犬は大人になる過程のなかで、自分が群れ=共に暮らしているメンバーの中でどのポジションなのか、誰が一番偉いリーダーなのかを本能的に察知して考えながら、自分の中でランク付けして、それに則って行動するようになるのです。

リーダーの指示はいつも聞くのが当たり前、そのことに対してストレスはあまりないのだそう。むしろリーダーが居ないほうが犬にとっては大問題。群れの中にリーダーと思える者、頼れる存在がいないと感じたら、自らがリーダーになる、いや、ならざるを得ない!それが、犬の習性なのです。リーダーなしには生きられないサガを持った動物なのですね。

しかし、リーダーというのは仲間を敵や危険から守らなければならない役割があります。ですからリーダーになると、いつも外敵に対して敏感にならざるを得ませんし、何かあれば勇敢に立ち向かっていかなければなりません。それは犬にとって大きなストレスになります。いつも何かに備えて緊張感を保っていないといけないなんて、人間でもストレスを感じますよね。

ヨークシャテリアはなわばり意識の強い気質ですから、特にそういった性質があるでしょう。

ですからまず、可愛い大切な愛犬だからこそ、リーダーは犬ではなく人間であることを示しましょう。また、犬も従う立場でいるほうが、それはつまりリーダーに守ってもらえる側ということになるので、敵がいても自分が率先して牙を向いていく必要がなく、自然と穏やかな気持ちで過ごせるのです。

何より、しつけをスムーズに進めるためにも、主従関係はしっかり築いておいた方が良いでしょう。自分より下の者には犬は従いません。子犬のときから何でも犬のしたいようにさせ、欲しいものを与えるがままにしてしまうと、あっという間に犬のほうが上という図式ができてしまいます。小さなうちから心を鬼にしてしつけして、しっかり関係を築けるようにしていきましょう!

②できることから少しずつ!

はじめから急に難しいことを教えるのはあまり良い方法とは言えません。

子犬のうちからしつける場合は特に、からだの大きさも思考も、成犬に比べて出来ないことはいっぱい。子犬なのだから、出来ないことだらけなのは当たり前です。それを踏まえた上で、少しずつその子の成長に合わせて出来ることを増やしていきましょう。

また、長時間で一気に、というのは酷なことです。人間だって何時間も集中してなきゃいけない状態なんてイヤになってしまいますよね。いくらヨークシャテリアが忍耐力があるとはいえ、集中できる時間は限られています。1回15分以内を目安に、毎日少しずつしつけていくようにしましょう。

ヨークシャテリアは賢い犬ですから、しっかり覚えられればあとは楽だと思います!一度で出来なくても諦めてはいけません。人間の子どもだって、何度も繰り返し教えるうちに覚えて出来るようになりますよね。犬もそれは同じです。犬は人間にとって都合の良い機械ではありません。根気強く何度でも教える忍耐力はむしろ人間のほうが必要だと言っても良いでしょう。焦らず少しずつしつけのトレーニングに取り組みましょう。きっと、犬はあなたの気持ちに応えてくれますよ。

③できたら、すぐ!できなかったら、すぐ!

ヨークシャテリアのしつけにはタイミングも重要です。後からダメなことを伝えられても、ヨークシャテリアにはなんのことだか分かりません。

何か良くないことをしてしまったら、その場ですぐに叱ります。それも大声で怒鳴り散らすのではなく、あくまで毅然な態度で起こっている気持ちを伝えます。常に現行犯逮捕!の気持ちでいてくださいね。

そして、何か出来たときは、これも同じですぐ褒めてあげること。

けれどこのとき、褒める=お菓子をあげることばかりを繰り返すのはあまりオススメできません。子犬の時からこの癖がつくと、何かすればお菓子をもらえるということが当たり前になってしまいます。そうすると、逆にお菓子をもらえないと吠えたり言うことを聞かなくなるなど、逆効果になりかねません。

子犬の頃からのしつけは、特別な物を使わなくても、褒めるだけで十分。おやつを使ったしつけはあくまでその場しのぎであることをお忘れなく。

「褒めるも叱るも、すぐ伝える!」を何度も繰り返していくことがヨークシャテリアのしつけの基本です。

4. ヨークシャテリアのしつけ、これはNG!

前述では、ヨークシャテリアのしつけはこうしよう!というポイントをまとめましたが、ここでは逆にこれはしないほうが良い!ということをお伝えします。

①生活のリズムを犬に合わせない!

食事や睡眠など、日々の生活においては常に人間が優先という姿勢をみせましょう。かわいそう、と思われる方もいるかもしれませんが、これは冷たくする、愛情がないということとは全く別のことです。

主従関係がしっかり築けず、ストレスフルなリーダーの立場にならざるを得なかったり、自分が良かれと思ってしたことで後から叱られたりするほうがよっぽどヨークシャテリアにとって負担ではないでしょうか。子犬の頃から、「リーダーが先」というスタイルが当たり前になっていればなんら問題はありません。

食事やおやつを人間より先に、欲しい分だけあげたり、ベッドに先に自由に寝るのを許すのはやめましょう。寝るときは別々にするほうが望ましいという考えもヨークシャテリアのしつけでは多いようですね。

遊びに関しても、犬が遊びたいときに遊びたいぶんだけ付き合う、というのは主従関係から見ればあまりよくありません。遊びもあくまで人間のペースで決まるのだということを徹底しましょう。そのぶん、遊んでいる間は思いっ切り一緒に楽しんだら良いと思います。

②人間の気分でコロコロ態度を変えない!

いくら人間のペースで、と言っても、しては良いことといけないことの区別がつくまでは、ご自分の中できちんとルールを決めて、叱ることはいつも叱る、褒めることはいつも褒めるようにしてください。人間がその日の気分で言うことが違ってしまうと、賢いヨークシャテリアは混乱してしまいます。

子犬の頃からしっかりとルールを決めてヨークシャテリアに接することができるよう、あらかじめ人間の家族の中でもルールを話し合っておくと良いですね。そして一度決めたルールはきちんと守るようにしましょう。

③体罰は絶対にしない!

しつけの一環と言って、手を上げることは絶対にやめましょう。体罰は何の意味もないですし、大きな効果もありません。ヨークシャテリアは利口な犬です。言葉や態度だけで、人間の言いたいことをきちんとキャッチできる能力がある犬です。

全然言うことを聞かない!と感じるなら、それはあなたをリーダーだと思っていない、きちんとした主従関係が築けていないだけのこと。見直すべきは関係性です。

そこでイライラしてつい手を上げてしまったり、痛々しいしつけグッズに手を出すことをしないようにしてください。しつけグッズはたくさん世の中に出ていますが、どれも犬に大変なストレスを与え、身体的にも精神的にも、取り返しのつかない影響を与えることになりかねません。おまけにヨークシャテリアは身体も小さい犬種ですから、人間からしたら少しの力でも、大変な負担がかかる可能性もあります。そんなことになっては、人間にとっても犬にとっても大変悲しいことです。

是非しつけを始めるときから、体罰だけはしない!と人間の家族の中で固く約束して、ヨークシャテリアのしつけは気長に楽しく行うようにしてくださいね。

おわりに

「ヨークシャテリアはしつけが難しい」なんて言われることもあるようですが、人間のほうが根気よくきちんとしつけられれば、むしろヨークシャテリアはとても賢く共に暮らしやすい犬に成長してくれる可能性を持った犬です。

生涯の良きパートナーとなったヨークシャテリアは、あなたの生活を豊かでかけがえのないものにしてくれるでしょう。


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